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本とパズルのブログ

人生は一冊の本である。人生は一つのパズルである。

壇流クッキング

『壇流クッキング』(壇一雄) <中公文庫> 読了。

 

よく本を読んでいて「電車で泣きそうになって困った」「電車で笑って困った」という話は聞くが、私はこの本を電車で読んでいてお腹が空いて困った。

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壇料理教室は、いつも貧寒で侘しい料理ばかりだといわれそうだから……
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なんて一文があるが、なかなかどうして、結構手間暇かけて料理しているようだ。
それでも、ベースは「しょうが、にんにく、醤油、お酒」のような感じで書かれていて、何となく私にもできそうな気がしてくる。
是非とも何かしら試してみたいものである。

昭和40年代に書かれた作品なので、今の時代だとなかなか手に入らない材料もあるかもしれない。
それに、調味料の分量がほとんど書かれていない。
「なに、失敗したってかまうことはない、自分なりの材料、味を探せばよいのである」と言っているようだ。

だいたい一つの料理が二、三ページで紹介されている。
料理本にしては多いように思うかもしれないが、料理にまつわるいろんな話を加えてこれくらいなので、実際は大したことない。

料理の好きな方にも、これから料理をしてみたいなあという方にも、おすすめの一冊である。

檀流クッキング