本とパズルのブログ

人生は一冊の本である。人生は一つのパズルである。

鉄塔武蔵野線

鉄塔武蔵野線』(銀林みのる) <ソフトバンク文庫> 読了。

 

以前、新潮社から出版され、大変話題になった作品。
私も新潮社の単行本を読み、これが二回目となる。

単行本版とソフトバンク文庫版では、内容もいくつか変更されているようだが、一番大きな変更は「写真」だ。
単行本版では必要最小限の写真しか載せられていないが、ソフトバンク文庫版では作者のこだわりがそのまま形になった写真構成となっている。
そのため、ソフトバンク文庫版が「完全版」とされているようである。

かつて少年だった方にはおすすめ。
少年のひたむきな気持ちが必ず甦ってくることと思う。
かつて少女だった方にはどうだろう?
もし読まれた方がおられたら、どのような感想を持ったかお聞きしたいところだ。

できれば夏に読みたい作品。