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本とパズルのブログ

人生は一冊の本である。人生は一つのパズルである。

ちくま日本文学 004 尾崎翠

『ちくま日本文学 004 尾崎翠』(尾崎翠) <ちくま文庫> 読了。

 

第七官界彷徨』<河出文庫> が非常に面白かったので、他の作品も読んでみたくてこれを読んでみた。

 

小野町子シリーズ
・こおろぎ譲
・地下室アントンの一夜
・歩行
第七官界彷徨
・アップルパイの午後
の他、
・山村氏の鼻
・詩人の靴
・新嫉妬価値
・途上にて
・花束
・初恋
・無風帯から
といった掌編、短編、中編、
・杖と帽子の偏執者
・匂い
・捧ぐる言葉
といった、エッセイとも散文詩ともつかない作品、
・神々に捧ぐる詩
という数編の詩からなる作品集。

驚いたのは、小野町子シリーズの文体、雰囲気は小野町子シリーズの中で閉じられていて、他の作品は全く異なる文体、雰囲気で書かれていることだった。
小野町子シリーズの文体が好きで買った作品集だったので、少し目論見は外れたが、その他の作品も興味深く、再読してみたいと思っている。

小野町子シリーズが好きで他の作品集で小野町子シリーズを全部読んだ、という方には敢えておすすめはしないが、他の作品も読んでみたい方には非常におすすめ。

尾崎翠