本とパズルのブログ

人生は一冊の本である。人生は一つのパズルである。

タイニー・タイニー・ハッピー

『タイニー・タイニー・ハッピー』(飛鳥井千砂)<角川文庫> 読了。

何気ない日常を作品として描くのはとても難しいものだから、作者の力ではやや足りなかったかな、と思った。

とはいえ、大型ショッピングセンター「タイニー・タイニー・ハッピー」を舞台に、人間関係を中心とした構成の妙は素直に面白く読むことができた。

人間関係は20代前半から後半にかけての男女関係が主である。
そのあたりに興味がある方にはおすすめ。
そして、最後まで読んだときにぜひ「小さな小さな幸せ」を感じていただきたい。