2016-06-18 鬼談百景 本 『鬼談百景』(小野不由美) <角川文庫> 読了。怪談集。まあ、よくある怪談かな、といった感じだ。怪談の最後に「実はこうだった」というオチ(怪談的な意味で)をつけないのは好感がもてる。最近はオチをつけないのが流行りなのかな。理由が分からないのはより不気味な感じがする。実際に見てしまったり死んでしまったりする話よりも、音だけとか雰囲気だけとかの方が私には好みだ。 そういう意味ではなかなか興味深く読めた作品。「百景」とありますが、実は九十九話しかない。最後の一話は『残穢』なんじゃないかと思っている。ということで、次は『残穢』に挑戦。 鬼談百景 (角川文庫) 小野 不由美 KADOKAWA/角川書店 Amazonで詳細を見る