本とパズルのブログ

人生は一冊の本である。人生は一つのパズルである。

Bolero

『Bolero』(吉田音) <筑摩書房> 読了。

作者が「吉田音」になっているが、クラフト・エヴィング商會の作品。
一応、中学生の娘さん、という設定になっている。

SIDE AとSIDE Bにストーリーが分かれていて、SIDE Aは吉田音と円田さんと黒猫シンクの話、SIDE BはSIDE Aに微妙に関係する話になっている。

おもしろいのは、SIDE Bは全く関係ない話で構成されているのだが、あるキーワード群でつながりがあり、そして最後に驚くべき(!)秘密が明かされる。

購入してからずいぶん長く積読だったが、もっと早く読めばよかった。
やっぱり、クラフト・エヴィング商會の作品は独特の良さがある。