幸福論
『幸福論』(アラン / 神谷幹夫訳) <岩波文庫> 再読です。
記録を見返すと、2012年11月に初めて読んだ作品でした。
前回はとにかく新しい考え方のオンパレードで、心を震わせながら読むことができました。
今回は、前回よく理解できなかったところも自分なりに考えていくことを目標に読んでみました。
去年の初夏のころから少し困難な時期が続き、再読を思い立った次第です。
おそらく原文の雰囲気を保つためだろうと思うのですが、岩波文庫版は訳がこなれていない印象がありますし、理解が難しいところも多々あります。
もし、単に「幸福論というものを読んでみたい」というだけでしたら、いろんな出版社から訳本が出ているようですので、自分にあったものを選ばれるといいと思います。
とにかく、一読に値する作品だと思います。
いわゆる「世界三大幸福論」(アラン、ヒルティ、ラッセル)の中では私はアランのものが一番好きで、ストンと心に落ちてきます。