本とパズルのブログ

人生は一冊の本である。人生は一つのパズルである。

今年の総括(2018年)

今年の総括と、「手元に残した本」「年越本」です。

■ 総括
今年は忙しくて気分的にまいっていた時期もあり、あまり本を読めませんでした。
去年からの年越本を含めて27冊です。
また、今年は「これは!」という出会いもありませんでした。
逆に、『A』や『教団X』にがっかりして中村文則を追いかけることを止めてしまったというネガティブな出来事がありました。

中村文則については改めて次のように整理しました。

【手元に残す】
  何もかも憂鬱な夜に
  銃
  遮光
  土の中の子供
  悪意の手記
  最後の命
  掏摸
  王国
  迷宮
  去年の冬、きみと別れ

【手放す】
  世界の果て
  悪と仮面のルール
  A
  教団X

以前の作風が戻ってきたら教えていただけると幸いです。

手元に残す本については、しばらく猶予期間を設けることにしました。
というのも、2015年に読んだ『杳子・妻隠』(古井由吉)<新潮文庫>がどうしても忘れられず、再購入に至ったからです。
かなり前に読んだ『きらきらひかる』(江國香織)<新潮文庫>も再購入しました。

猶予期間を設けることで「手元に残した本」に復活した作品もあります。
 『夕暮まで』(吉行淳之介) <新潮文庫>
 『薬指の標本』(小川洋子) <新潮文庫>
やっぱり、少し期間をおくことは大切ですよね。
現在猶予期間行使中の作品ももちろんあります。

最後に、読書に直接関係しないのですが、「メディアマーカー」というサイトがサービス停止するというニュースが飛び込んできました。
私はここで蔵書管理していたので、かなり痛いです。
今後は自分の管理したい方法で管理しようと思い、Excelシートを作ることにしました。
PCが壊れた時のことが不安ですが、更新時にネット上のストレージサービスに保存することで解消しようと思います。


■ 手元に残した本
全体に読書数が少なかった分、手元に残した本も少ないです。
(全集や専門書などは除きます)

ファウスト』[全二冊](ゲーテ)<新潮文庫>
『女のいない男たち』(村上春樹) <文春文庫>
『夕暮まで』(吉行淳之介) <新潮文庫>
老人と海』(ヘミングウェイ/福田恆存訳) <新潮文庫>
『異邦人』(カミュ/窪田啓作訳) <新潮文庫>
落下する夕方』(江國香織) <角川文庫>
薬指の標本』(小川洋子) <新潮文庫>
『終わらない歌』(宮下奈都)<実用之日本社文庫>


■ 年越本
今読んでいる『森鴎外全集6』がそのまま年越本になりました。
いわゆる「史伝」と呼ばれている作品群ですが、かなりおもしろいです。
私の好きな作家に「森鴎外」も入れることにしました。