森鴎外全集1
『森鴎外全集1』(森鴎外) <ちくま文庫> 読了です。
いきなり文語体で、「これは読み終わるのに時間がかかるなあ」と覚悟したのですが、「半日」から口語体になり、一気に読み進めることができました。
ドイツ三部作では「舞姫」が有名だと思いますが、私は「文づかひ」が好みです。
いろいろと謎が残っているところがいいですね。
森鴎外というと何だか堅苦しいイメージがありましたが、意外に読み易く、「朝寐」や「有楽門」、「懇親会」といったようなユーモア作品も多くあります。
でも、そんな中でも何か考えさせるものがあります。
「鶏」から俄然面白くなってきました。
# 他の作品がつまらない、という訳ではありません。
# どれも佳作だと思いますが、その中でも、ということです。
これから読み進めていくのがとても楽しみです。
【収録作品】