本とパズルのブログ

人生は一冊の本である。人生は一つのパズルである。

2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

森鴎外全集5

『森鴎外全集5』(森鴎外) <ちくま文庫> 読了です。 「堺事件」は前巻の「興津弥五右衛門の遺書」「阿部一族」からの流れを汲み、事件の生々しさが伝わって読んでいて辛いものがあります。特に切腹のシーンは、フランス公使のみならず、現代の読者にとっても…

幸福論

『幸福論』(アラン / 神谷幹夫訳) <岩波文庫> 再読です。 記録を見返すと、2012年11月に初めて読んだ作品でした。 前回はとにかく新しい考え方のオンパレードで、心を震わせながら読むことができました。今回は、前回よく理解できなかったところも自分なりに…