本とパズルのブログ

人生は一冊の本である。人生は一つのパズルである。

2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧

異邦人

『異邦人』(カミュ/窪田啓作訳) <新潮文庫> 読了です。 私が高校生のときに読書感想文の課題だった作品です。その時以来の再読です。 今読んでみると、訳が本当に難しい。当時も何が起こっているのかがなかなかわからない、というところが逆に楽しかった覚え…

きりこについて

『きりこについて』(西加奈子)<角川文庫> 読了です。 ※※ネタバレを含むので気になる方は読まないでください※ ■ 表現少し北杜夫のユーモアに似ているかな、と思いました。独特の表現で、とてもおもしろいと思います。 ■ 内容不自然とも思える急な展開ですが、…