月の名前
『月の名前』(高橋順子,佐藤秀明) <デコ> 読了。
「まほろば歳時記」第四弾。
「月」というとそれだけで情緒があるが、本一冊書けるのかなあ、という気もする。
しかし、いろんな「月」が集められ、うまく構成された作品だった。
写真もいろんな月が写されており、とても美しい写真集としても楽しむことができる。
どんな構成でこの作品が出来上がったのか、参考までに目次を簡単に紹介しよう。
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Ⅰ章 四季の月
秋の月
他季の月 (冬の月、春の月、夏の月)
Ⅱ章 月のかたち
月の満ち欠け
月の光
Ⅲ章 月の伝承
月の異称
月の物語
Ⅳ章 暦の月
暦の名前(睦月、如月、弥生、卯月、皐月、水無月、文月、葉月、長月、神無月、霜月、師走)
月と暦
Ⅴ章 月とことば
月のことば(月と女、月とことわざ、心の月)
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今のところ「まほろば歳時記シリーズ」は、雨、風、花、月の四冊が出ている。
花は残念な出来だったが、雨、風、月は文句なしにおすすめできる。