本とパズルのブログ

人生は一冊の本である。人生は一つのパズルである。

光車よ、まわれ!

『光車よ、まわれ!』(天沢退二郎) <ブッキング> 読了。

子供向けのファンタジー長編ですが、大人でも十分楽しめる。

一体何が起こっているのか、何に襲われているのか、敵の目的は何なのか、光車を手に入れるとどうなるのか、龍子とは一体何者なのか、全く分からないまま話が進んでいく。
それでも、文章から濫れる緊迫感や、子供向けファンタジーとは思えないストーリー展開もあり、飽きることなく最後まで読むことができた。
文章がちょっと荒削りな印象も受けるが、それがいい味わいを出しているようにも思われる。

子供向けファンタジーがお好きな方には、間違いなくおすすめできる作品。